脱毛には医療脱毛とエステ脱毛の2種類があります。
脱毛自体はどちらでも可能ですが、脱毛が完了するまでの期間や脱毛の方法、コストに違いがあります。
どちらも試してみたいという方は、併用してみてはいかがでしょうか。
ここでは、医療脱毛とエステ脱毛の違いから併用する方法、併用する際に気をつけたいことをご紹介します。
医療脱毛とエステ脱毛の違いって何?
医療脱毛とエステ脱毛は次の表のように、施術の方法や脱毛完了するまでの期間、費用などの面で大きな違いがあります。
両者の違いをしっかり把握した上で併用を検討することが大切です。
医療脱毛 | エステ脱毛 | |
施術回数 | 8回程度 | 18回程度 |
脱毛完了までの期間 | 1~2年 | 2~4年 |
施術方法 | 医療レーザー | 光脱毛(フラッシュ脱毛) |
仕組み | 毛包、バルジ領域を破壊 | 毛包、バルジ領域へのダメージ |
痛み | 強い | 弱い |
費用・コスト | 高額 | 低額 |
医療脱毛とエステ脱毛を併用する方法
医療脱毛とエステ脱毛、併用はできますが、やり方に注意が必要です。
2つの併用方法をご紹介します。
部位を変えて併用する
医療脱毛とエステ脱毛を併用する場合には、部位を変えて行いましょう。
例えば、同じ部位を併用したり、医療とエステの両方で全身脱毛を行ったりすると、肌への負担が強いだけでなく、どちらも毛周期のタイミングに合わせて脱毛をするので同じ箇所に同時期に脱毛をしても意味がないというのが一番の理由です。
それに、同時期に同じ部位を脱毛すれば早く脱毛が完了するわけではありません。
ですから、医療とエステ両方の脱毛をする場合は、部位を変えて脱毛をすると良いでしょう。
部位の選び方は人それぞれ違いますが、例えばコストを抑えたいけど部位によってはいち早く脱毛したい箇所がある場合は、以下のように、優先的に脱毛を終わらせたい部位を医療脱毛にする方法があります。
- 医療脱毛:ワキ・ひざ下・ひじ下
- エステ脱毛:ワキ・ひざ下・ひじ下以外
もしくは、早く脱毛を終わらせたいけど痛みに弱いという方は、次のような方法でもいいですね。
- 医療脱毛:ワキ・VIO以外
- エステ脱毛:施術の時の痛みが強いワキ・VIO
医療脱毛とエステ脱毛、両方とメリットを活用して部位を選んでみてください。
なお、施術箇所の重複を防ぐため、医療脱毛とエステ脱毛を併用して通っていることを両方のスタッフに伝えておきましょう。
他の競合他社でも脱毛をしているからといってスタッフから不快に思われることはありませんのでご安心ください。
途中で切り替えて併用する
これは医療またはエステのどちらかで脱毛が完了した後に、同じ部位で脱毛する方法です。
同時期に併用するのではなく、脱毛が終わってから店舗を切り替えます。
医療脱毛からエステ脱毛に切り替えてもいいし、反対にエステから医療に切り替えることもできます。
例えば、次のような場合はエステ脱毛から医療脱毛に切り替えてもよいでしょう。
- エステ脱毛でワキ脱毛をしたけど、またムダ毛が気になり始めた。
- 医療脱毛でしっかり効果を実感したい。
エステ脱毛は痛みが弱い分、効果を実感するのに時間がかかりますし、脱毛完了の目安となる18回の施術を受けてもまだムダ毛が目立つという人もいます。
ですが、医療脱毛はエステ脱毛よりは痛みがあるものの、その分早く効果を実感できます。
エステの時の痛みにある程度慣れていれば、医療脱毛の痛みに耐えられるという人もいるので、脱毛完了後の切り替えも視野に入れてみると良いかもしれません。
医療脱毛とエステ脱毛を併用するメリットとデメリット
医療脱毛とエステ脱毛を併用することで、メリットもあればデメリットもあります。
医療脱毛とエステ脱毛を併用するメリット
医療脱毛とエステ脱毛、両方の施術を受けることで痛みの違い、効果の違いなどを実感できます。
両方で部分脱毛を行った方なら、次に脱毛をするならどちらがいいか、自分に合った脱毛方法はどちらなのかを選びやすいのではないでしょうか。
また、どこの店舗も期間限定の割引キャンペーンを展開しています。
例えば、ワキ・VIOを格安で施術を受けられたり、部位を自由に選んで、通常よりもリーズナブルな価格で部分脱毛を受けられたりするキャンペーンを行っているエステ脱毛もあります。
ほかにも、「乗り換え割」といって、以前他の店舗で脱毛を受けた方が新規で別の脱毛サロンで契約した場合、割引がきくところもあります。
このようなキャンペーンや割引はどこのサロンでも頻繁に行っているので、積極的に活用したいものです。
最近ではクリニックでもキャンペーンを行うところが増えてきました。
利用を検討しているサロンやクリニックのホームページをこまめにチェックしてみると良いでしょう。
医療脱毛とエステ脱毛を併用するデメリット
医療脱毛とエステ脱毛、併用自体は珍しいことではありません。
ですが、併用ならではのデメリットもあります。
ひとつはエステ脱毛を受けているにもかかわらず、医療も併用することで費用が高額になってしまうことです。
エステ脱毛は、部分脱毛よりは全身脱毛の方が比較的割安な価格を設定しているところが多いです。
しかし、医療脱毛を併用する場合、必然的に部分脱毛を申し込むことになります。
そして、エステよりもコストがかかる医療脱毛も併用しているとなると、エステで全身脱毛を受けるよりも費用がかかります。
医療脱毛とエステ脱毛を併用する際の注意点
毛周期の管理は自分で行う必要がある
脱毛の効果を最大限に引き出すためには、毛の成長サイクルを理解して適切なタイミングで脱毛することが重要です。医療脱毛とエステ脱毛を併用すると、そのタイミングが異なる場合があるので、自分でしっかりと毛周期の管理を行う必要となります。
併用する場合、どちらの施術も適切な時期に受けるように計画することが大切です。
火傷などのトラブルが医療脱毛なのかエステ脱毛の影響なのか判断できない
医療脱毛とエステ脱毛を併用する場合、何らかのトラブルが発生したときに、それがどちらの施術に起因するものなのかの判断が難しくなることがあります。たとえば、火傷や肌の赤み、かゆみなどの症状が出た場合、どちらの施術が原因かを特定するのが難しくなる可能性があるのです。
このような場合、トラブルの原因を特定し、適切な対応をとるためには専門家の意見を求めることが必要となります。
医療脱毛とエステ脱毛を併用していることを申告する
医療脱毛とエステ脱毛を併用する場合、それぞれの施術を受ける前に、他の施術を受けていることを申告することが大切です。施術者が併用を考慮した上で、適切な施術を行ってくれるようになります。また、トラブルの際の対応もスムーズに行えるため、安全性が増します。安全かつ効果的な脱毛を行うためにも、全ての情報をオープンにすることが大切になるのです。
医療脱毛やエステ脱毛の併用が向いていない人は?
肌が非常に敏感な人
二つの異なる施術を併用することで、肌への負担が増加する可能性があります。特に、肌が敏感な方は刺激を避けるため、一つの方法に絞ることを検討した方が良いかもしれません。
定期的な施術が難しい人
併用の場合には、それぞれの施術のスケジュール管理が必要となります。忙しい方や定期的にサロンやクリニックを訪れることが難しい方は、一つの方法に絞った方が無難です。
シンプルに脱毛を終わらせたい人
脱毛の施術は継続が鍵。複数の方法を併用すると、管理やフォローが煩雑になる可能性があります。シンプルに一つの方法で脱毛を完了させたい方は、併用は向いていないでしょう。
医療脱毛とエステ脱毛を併用する場合は部位を分けて計画的に
医療脱毛とエステ脱毛の併用は、部位を間違えなければ同時期に併用もできますし、脱毛が完了した後なら同じ部位で併用することもできます。
どちらも部位を間違えずに、しっかりと計画を立てていればスムーズな併用できるはずですよ。
自分に合った脱毛方法と部位を選んで両方の違いを体感してみてください。